メールマガジン

No.19 2008年12月10日発行

   
 日本ナレッジ・マネジメント学会メールマガジン 第19号

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 日本ナレッジ・マネジメント学会メールマガジン
 第19号   2008/12/10
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編集・発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局

□ 目次
[学会からのお知らせ]

◆The Knowledge Forum 2008が無事終了しました
(広報部会 事務局)

◆The Knowledge Forum 2008を終えて
(日本ナレッジ・マネジメント学会理事長 森田松太郎)

◆ベンチマーキング部会 第4回企業訪問速報
(ベンチマーキング部会)

◆組織認識論研究部会 第4回研究会開催のお知らせ
(組織認識論研究部会事務局 喜田昌樹)

◆「知の創造」研究部会第4回研究会開催のご案内
(「知の創造」研究部会長 植木英雄)

[学会員からの寄稿・募集など]
◆北陸先端科学技術大学院大学より 教員公募のお知らせ

[転載記事]
◆メルマガ「クリエイジ」より、新刊・近刊ニュース

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◆The Knowledge Forum 2008が無事終了しました
(広報部会 事務局)

第4回目のThe Knowledge Forumが、11月16日-17日の2日間、
東京商工会議所で開催されました。
第1日は日曜日でしたが、200名を超える方々が参加されました。
野中郁次郎一橋大学名誉教授の基調講演に引続き、スウェーデン、
フランス、ブラジル、香港の先生方、その他の方々の講演があり
ました。
会場のスクリーンには、かえでの葉が紅葉しながらゆっくり落ちる
画像に水音など自然のサウンドが流れる優雅な映像が流れ、午前
と午後の冒頭には、これまでに開催されたTKFの写真と和風のアニ
メーションを組み合わせた映像が投影されて、特に外国からのお客
様に好評でした。
参加者には、日本ナレッジ・マネジメント学会編、かんき出版発行
の新刊書、「型」と「場」のマネジメントを無料で配布しました。
10名の先生方が新たに執筆された記事で構成されています。
昼食はブラジルレストラン・カフェドセントロの協力を得て、会場
内にビュッフェスタイルで提供して好評を得ました。なお、レセプ
ションも帝国劇場地下のカフェドセントロで開催しました。

第2日は、外国からの参加者のほぼ全員が学会が仕立てた観光バスで
山梨に出かけ、東京エレクトロンとテルモへ訪問の後、穏やかな
天気の中ワイナリーでの試飲会など1日を楽しまれました。
TKFの会場が600席以上ある大ホールに移りました。
森田松太郎理事長の「知の源は型と場」で、それぞれのソサイティ
には固有な「型」があり、変化してゆくという認識が示され、以後
の講演の基調になりました。
堀場雅夫?堀場製作所最高顧問のユニークな講演は、会場に快い笑い
を誘いました。

講演に使用されたスライドイメージはTKF公式サイト
から順次リンクいたします。
また、会場の様子は、
http://www.kmsj.org/home/archive/20081117.pdf
をご覧ください。

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◆The Knowledge Forum 2008を終えて
(日本ナレッジ・マネジメント学会理事長 森田松太郎)

はやいもので、日本ナレッジ・マネジメント学会が発足してから
10年以上が経過した。学会のこれまでの活動を振り返ってみると、
発足直後にアメリカへ行き、ナレッジの状況を視察した。ウイリア
ムバークスで開催されていた、アメリカ生産性本部の3日間セミナー
に参加した。ウイリアムバークスに行く途中に、カリフォルニアの
クレアモントでドラッカーさんの話しを1日聞いたことは学会にとっ
ても大きな収穫であった。
翌年はヨーロッパに行きノキア、メルセデスやフランス、イギリス
を回り各国の事情を視察したのも良い思い出である。
平成17年からは The Knowledge Forum を開催することになった。
頭に“The”をつけることで世界的なものにしたいという希望があった。
第1回は東京で開催、次いでブラジルのサンパウロ、第3回はフランス
のソフィアアンチポリスで開催し、第4回は再び東京へ戻ってきた。
来年はアメリカで開催を予定している。
今回は産業経済省、東京商工会議所とKM学会の共催で行われ、東京
商工会議所の施設を使わせて頂いた。何しろ手作りのフォーラムで
あったから、関係各位の熱意と情熱で成功裡の終わることが出来た
のは、各位のご努力の成果であり感謝の気持ちで一杯である。
今年のテーマは“場”であったが、研究発表も“場”に沿うものが
多かった。具体的事例の発表が多かったのも今回の特色である。
具体的事例の集積でナレッジの研究が深掘りされることが期待される。
10年を過ぎて初めて学会で図書の発行を企画した。フォーラムの参
加者に本をお渡ししようと考えのだが、企画のスタートが遅かった
ので、フォーラム当日までに間に合うかが危惧された。かんき出版
境社長の決断と努力の成果で、通常では考えられないスピードで本
が出版でき、フォーラム参加者に配ることが出来たのは嬉しかった。
テーマは「型と場のマネジメント」で、神戸大学の加護野先生はじ
め執筆者の皆様のご協力で、原稿を超スピードで書いていただけた
のは望外の幸せであった。
現在企業経営にとって、如何にして価値創造に対処するかは大きな
問題になりつつあり、当学会の存在価値が見直される機運にある。
学会員の執筆による学術研究誌は、今後ともできれば毎年継続的に
発行を企画していきたいと願っている。

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◆ベンチマーキング部会 第4回企業訪問速報
(ベンチマーキング部会)

ベンチマーキング部会では第4回のKM先進企業訪問として、
10月29日に日立ハイテクノロジーズを訪問しました。
ベンチマーキング部会メンバーはじめ合計13名が参加しました。
場所は茨城県ひたちなか市、上野からスーパーひたち号で1時間
強、常磐線で水戸の次勝田駅周辺の日立製作所工場群の一角、
那珂事業所にありました。
創造的活動を支援するワークプレースのプロジェクトを推進された
生産技術部主任技師佐藤直基氏が中心になって、経緯や概況の説明、
事業所内部の見学、質疑応答に応じて下さいました。
日立ハイテクは、半導体製造装置・評価装置、電子顕微鏡、バイオ
関連臨床検査装置など、研究所で開発されたの最先端技術を商品化
しています。
日立ハイテクの知識創造企業への取組みは2000年、当時那珂事業所
長で現在は日立ハイテクの社長になられた大林秀仁氏が、富士ゼロ
ックスKDIのナレッジアセスメントの結果に衝撃を受けたことに
始まりました。
知識創造プロセスのSECIの場を用意し、若手社員のアイデアをベー
スに仕事のステップにあった最適な場所を使って仕事ができるよう
になっています。プロジェクトのあらゆる進捗が可視化されたプロ
ジェクトルーム、水族館と称する顧客デモセンターなど、ビジネス
合理性の高い、創造の場を構築し続けています。
新たな取組みとして、ビジネス顕微鏡と称する新商品・新システム
の実用化を始めています。創造的活動を自動的に計測して可視化で
きる優れものです。

なお、詳しい訪問報告(訪問記)は来年の1月号にWebと連携して
掲載する予定です。

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◆組織認識論研究部会 第4回研究会開催のお知らせ
(組織認識論研究部会事務局 喜田昌樹)

12月14日に、今年第4回目の組織認識論研究部会を開催いたします。
ふるってご参加ください。

2008年第4回研究会プログラム

日時:12月14日(日曜日) 13:30―15:00
場所:神戸大学 経営学部の中会議室

タイムスケジュール(プログラム)

・13:30-14:15(発表30分)
「日系部品メーカーの海外工場に関する報告:
 タイ、イースタン・シーボード工場団地の事例」  
神戸大学大学院 今井希・宮本琢也

・14:15:15:00(発表30分)
「レトリック分析による『当然視された意味』の研究」
大阪府立大学 北居明

・15:00?15:15 今後の計画

なお、プログラムは変更される場合があります。

連絡先・事務局
大阪学院大学企業情報学部 喜田昌樹
keen39■u01.gate01.com
(送信の際は、■を半角の@に差し替えて下さい)

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◆「知の創造」研究部会第4回研究会開催のご案内
(「知の創造」研究部会長 植木英雄)

「知の創造」研究部会の第4回研究会を下記の要領で開催致します。
研究部会では、来年度からの事例調査に参加を希望される方
を公募しております。ご関心のある会員はぜひ今回の研究会に
ご出席下さい。初めての参加者を歓迎します。
今回の事例企業のご発表は、エーザイ株式会社知創部長の
高山千弘さんにして頂きます。同社では、早くからKMに全社的
に取り組み、過去5年間全社員1万人に対するKM関連のサーベイ
を継続的に実施されております。高山さんは、知創部門の担当
責任者として、エーザイの知識創造を組織的に推進されておられます。
大変興味深いご体験事例を伺えるものと期待されます。
高山さんには、ご報告に引き続き十分な質疑・討論の時間を取って頂けます。 
また、研究会の終了後に有志希望者で懇親会も行いたいと思います。
会場は、茗荷谷駅前の塩梅店(創作和食)です。
(午後5:30より会費4千円飲み放題付き)
皆様の御参加をお待ちしております。
 
第4回研究会の実施要領
日時:2008年12月20日(土曜日)午後1:30-5:15
会場:エーザイ株式会社 別館403会議室
   東京都文京区小石川5-5-5(電話:03-3817-3693)
   地下鉄丸の内線茗荷谷駅下車1分(駅出口から横断歩道を渡り
   りそな銀行のあるビルの4F)
  
プログラム:
1.事例研究の進め方、調査質問項目の検討等(午後1:30-)
2.企業事例の報告(午後3:30-5:15)
報告者: エーザイ(株)理事・知創部部長・高山千弘氏
テーマ:「エーザイの事例:知識創造企業を目指して」
連絡先:「知の創造」研究部会長 植木英雄(東京経済大学教授)
h-21ueki■tku.ac.jp
(送信の際は、■を半角の@に差し替えて下さい)
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◆北陸先端科学技術大学院大学 教員公募

国立大学法人・北陸先端科学技術大学院大学・知識科学研究科では、
下記の要領で社会知識領域の教員を公募いたします。
(本キャンパス:石川県能美市旭台1-1、
 東京サテライトキャンパス:東京都港区田町芝浦3-3-6
 キャンパス・イノベーション・センター3・4階)

募集人員:准教授 1名
専門分野:知識経営、経営戦略、イノベーションマネジメント、
     知的財産マネジメント
締  切:2009年1月30日(当日消印可)
応募資格:博士の学位を有し、上記分野について日本語および英語
     で十分に教育できる方。
     なお、評価が同等の場合、女性、外国人を優先します。
着任時期:2009年4月1日以降のできる限り早い時期
任  期:10年(再任あり:テニュア制度導入を検討中)

必要な応募書類等の詳細、送り先については、下記をご覧ください。
http://www.jaist.ac.jp/jimu/syomu/koubo/Social%20Knowledge-j%20AP.htm

問合せ先:共通事務室知識科学研究科担当
TEL: 0761-51-1152 FAX: 0761-51-1149 E-mail: ks-dean@jaist.ac.jp

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◆メルマガ「クリエイジ」より、新刊・近刊ニュース


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近刊ニュース

大阪・八尾発 50年後も輝く中小企業 事例に学ぶ事業継続力
玄蕃 公則編著 2008年11月30日発売予定 日刊工業新聞社
価格:2,100円(税込)
http://www.creage.ne.jp/app/BookDetail?isbn=4526061670
大阪・八尾市には、技術力・経営力に優れた中小企業が数多く
集積している。本書は、この混迷する時代において50年後も
輝き続ける八尾市の中小企業25社を取り上げ、詳細な分析を
行い、その高い事業継続力の源を探った。数多くの中小企業が
共通して抱える課題を解決するための処方箋ともなっている。

「日本流」経営を創る
三枝 匡著 伊丹 敬之著 2008年11月26日発売予定
日本経済新聞出版社 価格:1,890円(税込)
http://www.creage.ne.jp/app/BookDetail?isbn=4532314224
旧来の日本的経営も米国型も、もう通用しない。日本企業が
勝つには、新しい「日本流経営」を生み出す必要がある。経営
人材の育成、人の心を動かす戦略、現場の眼が輝く組織など、
様々な視点からその姿を探る。逆境の今こそ、強い組織に
変わるチャンス!数々の企業を再建し、ミスミを急成長させた
三枝匡氏と、経営学の第一人者として長年にわたり活躍する
伊丹敬之氏が経営を語り尽くす!
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今日の新刊情報
http://www.creage.ne.jp/app/NewBookInfo
今日の近刊情報
http://www.creage.ne.jp/app/RecentBookInfo


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