メールマガジン

No.38 2010年10月15日発行

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   日本ナレッジ・マネジメント学会メールマガジン 
   第38号  2010/10/15
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 編集・発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局

□ 目 次
◆2010年第2回研究発表大会(9/25)の報告とお礼
◆多様性部会例会スケジュールのお知らせ
◆『ナレッジ・マネジメント研究年報』第10号の投稿募集について
◆編集長(松本おじさん)のうんちくコーナー

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◆2010年第2回研究発表大会(9/25)の報告とお礼
(第2回研究発表大会委員長 植木 英雄)

日本ナレッジ・マネジメント学会の「2010年第2回研究発表
大会」は東京経済大学で9/25日(土曜日午後1時?6:40分)
成功裏に開催されました。
今大会では「先進企業における知の創造と経営革新」を共通テ
ーマにして、8本の研究発表と全体討論が活発に行われ非常に
有意義な大会となりました。
大会会場の準備等をして頂きました東京経済大学の関係者は
じめ大会の開催を支援して頂きました当学会本部役員・事務局、
司会者、発表者および参加者の全ての皆さんにご協力を感謝い
たします。

今大会は、当学会員以外に異文化経営学会やグロ?バルマー
ケティング研究会等でもプログラムがメルマガで紹介され、
地域の市民や学生の参加もオープンにしましたので、関東以
外からも九州、関西、北陸、東北地方からの一般参加者を加
えて延べ100名近くの参加者がありました。

また、今回初めての試みで、8本の事例研究発表に引き続き、
発表者と参加者の全体討論の場をシンポジウム形式で企画し、
発表者と参加者の間で充実した質疑討論を行うことができま
した。
この全体討論の論点とし司会者から次の二つを挙げて、発表
者と参加者の皆さんに個別の事例研究と共通テーマの接点を
事前に提示させて頂き、参加者一同で一緒に考える機会を準
備いたしました。

1.知の創造を促進するマネジメント・モデルとイネーブラー
要素の関連性について
 ? 知の創造と各要素の関連性の程度は?(強、中、弱)
 ? 各要素間の関係シナジーとは?(各要素と経営理念・
   文化や場の関連性)

2.共通テーマの「経営革新」を促進する知の創造とは?
 ? 環境変化への革新的適応能力の構築と仕組み(変革能
   力)
 ? ビジョン・戦略を構想するリーダーの役割

全体討論の場では、各発表者からこの二つの論点についてコメ
ントをして頂くと同時に、参加者の皆さんからの質問も交えて
討論して頂き、「知の創造と経営革新」という時宜を得たテー
マに対する協創的な知見を共有して頂けたのではないかと思い
ます。

なお、この研究成果は来年度に知の創造研究部会の事例研究と
一緒にまとめて上梓したいと考えております。
以上、第2回研究発表大会の概略報告とさせて戴きます。

最後に、このような内外に開かれた当学会の研究発表大会が来
年度以降の開催においてもさらに深化して、学会および会員諸
氏のさらなる研究発展や社会貢献に繋がっていくことを願って
おります。


◆多様性部会例会スケジュールのお知らせ

10月の例会スケジュールをご案内いたします。

10月度例会 10月20日(水) 18:30-20:30
場所:東京都南部労政会館
品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 ウエストタワー2階
テーマ:女性を対象としたキャリアアドバイス大田区の取り組みから
講 師:キャリアアドバイザー 岡 智子氏

例会への参加を希望される方は部会長澤谷まで
ご連絡ください。
以上、宜しくお願いします。


◆『ナレッジ・マネジメント研究年報』第10号の投稿募集について
(『ナレッジ・マネジメント研究年報』 編集委員長 植木英雄)

『ナレッジ・マネジメント研究年報』第10号の投稿(論文および研究ノート)
を募集いたします。2010年7月31日に理事会で承認されました新投稿規程と
執筆要項(学会ホームページリンク先に掲載)に基づき、投稿原稿とメディア
を学会事務局 研究年報編集委員会宛てに送付してください。
投稿原稿は最近年の年次大会、研究発表大会等の発表者以外も投稿できます。
なお、今回から査読制度を導入するための便宜措置として、
締め切り日を11月30日まで延期いたします。
会員の皆さんの奮っての投稿をお待ちしております。

「ナレッジ・マネジメント研究年報」投稿規定
http://www.kmsj.org/news/nenpou_kitei.pdf
「ナレッジ・マネジメント研究年報」執筆要項
http://www.kmsj.org/news/nenpou_youkou.pdf

送付先:
日本ナレッジ・マネジメント学会事務局
研究年報編集委員会 宛
〒103-0022
東京都中央区日本橋室町3-1-10田中ビル4階


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◆編集長(松本おじさん)のうんちくコーナー

■COP10とダイバーシティ(多様性)について
2010年、今年は環境問題が再び大注目の年ですね。
今年は「国際生物多様性年」で『地球環境生物多様性概況』が5月に発表
され、10月には名古屋で「COP10」が開かれ10年間の総括と新しい目標
作りが行われることになっており、いま旬のテーマですね。

◆ダイバーシティとは?
英語では「Diversity」。「多様性」と翻訳されています。
日本では普通は一言で「ダイバーシティ」といいますが、これは英語の
「Diversity&Inclusion」を省略したもので、その意味は「多様性の受容」
を意味します。でもこれは広い範囲で使われ奧がふかいです。

◆地球規模におけるダイバーシティの考え方
それは生物多様性の受容と保全の問題です。

★生物多様性とは
英語でBioDiversity:バイオダイバーシティまたはBiologicalDiversity:
バイオロジカル・ダイバーーシティ)」といいます。
地球には多種多様な動物や植物ほかいろいろな生物が生息しています
が、それらは皆なんらかの関係(繋がり)を持って色々な場所に存在(生態
系を構成)し、地球保全のために役立っており、人類もその恩恵に浴して
おります。
ところがその多種多様な生物の中の動物の哺乳類の中のヒトという1つ
の種の生物(つまり人類)が生態系を壊し種の絶滅の促進に一役ではなく
大役を買っています。
そこで、これはまずいということで、多様な生き物や生息環境を守り、そ
の恵みを将来にわたって利用するための生物多様性保全の問題でも国
際間で「生物多様性条約」が結ばれております。

★「COP」とは?、COP10とは?
☆「COP」とは英語で(Conference of the Parties)のことで、直訳すると
仲間内の会議という意味ですが、昨年の地球温暖化問題でのCOP15や今
回の名古屋でのCOP10のCOPは国際条約を結んだ国が集まる会議(締
約国会議)のことです。15とか10は第何回という回数を意味します。

☆「COP10」とは第10回の締約国会議ですが、(何の条約かというと、上
記の「生物多様性条約」で多様な生き物や生息環境を守り、その恵みを
将来にわたって利用するための生物多様性保全の問題で国際間で1992
年(1993年発効)より「生物多様性条約」が結ばれており、その10回目の
締約国会議のことです。2010年初現在192の国と地域が締結。

☆「COP10」が今年、2010年10月11日?29日名古屋で開催されていま
す。10/27ー29日には世界の大物が来日し参加するかもしれません。
●以上はものすごく広い意味のダイバーシティで地球における生物多様
性の話です。

▼次は生物の中のほんの一握りの人類のダイバーシティ問題です。

◆社会問題としてのダイバーシティの考え方
ここでは、、「世の中にはさまざまな人がいます。人種、性別、年齢、身体
障害の有無や特徴(太った人痩せた人)などの外的な違いだけでなく、価
値観、宗教、生き方、考え方、性格、態度、などの内面も皆違います。そ
の事実を認めた上で折り合いをうまくつけてやっていきましょう。そのため
にはどうすべきかを考える分野ですね。人種差別や人権問題、男女同
権、貧富の差解消問題などですか。ここは筆者は苦手なので軽く流しま
す。

▼次は更に狭い範囲に絞りこみ、社会の中の会社、KM学会には特に関
係のある分野のダイバーシティです。

◆企業経営におけるダイバーシティの考え方
★知識経営(ナレッジマネジメント)や人材戦略で言うダイバーシティ
マネジメント用語で、ダイバーシティという言葉を使う時、そこで意図して
いるのは、「外見上の違いや内面的な違いにかかわりなく、すべての人が
各自の持てる力をフルに発揮して組織に貢献できるような環境をつくる」
ことです。
平たく言えば、先の言ったとおり世の中にはさまざまな人がいますが。同
じく企業や組織の中にもいろいろな人がいます。人種、性別、年齢、身体
障害の有無や特徴(太った人痩せた人)などの外的な違いだけでなく、価
値観、宗教、生き方、考え方、性格、態度、などの内面も皆違う人たちを
いかにうまく活用するか、しかも『こうあるべし』と(金太郎飴みたいに)画一
的な型にはめようとを強要するのでなく、各自の個性を活かし能力を発揮
できるような組織をつくる、そして適材適所の配置をする。それは、個人
にとってプラスであるだけでなく、組織自体にとっても大きなプラスである」
という考え方です。ダイバーシティ・マネジメントという言葉もあります。
●つまりこれは企業の経営戦略として位置付けられている考え方ですね。

★ダイバーシティ・マネジメントとは
個人や集団間に存在するさまざまな違い、すなわち「多様性」を競争優位
の源泉として生かすために(人事制度や評価制度をかえたり会社の風土
を変えたりして、のびのびと働いてもらい成果を出すよう)組織全体を変革
しようとするマネジメントアプローチのことです。
ダイバーシティを推進する活動はもともと人種問題などでアメリカで始まっ
たものですが、最近、アメリカの企業社会の中で、マネジメント手法として
ダイバーシティ活動が盛んになっています。
その背景には、「さまざまな個性を持った従業員がフルに能力を発揮する
ことによって、新しい商品が生まれ、画期的なプロセスが実現し、新しい
顧客に支援される企業が生まれる」という「人材」に対する再認識があり
ます。
つまり「人」という財産を上手に活かせる企業こそが飛躍的発展ができる
という認識です。

★「多様性研究部会
KM学会でも「多様性研究部会」(澤谷みち子部会長)が昨年出来て、活発
な活動をおこなっています。一般によく聞きますが女性の活用を前面に押
し出してダイバーシティ問題に取り組んでいるよというのはちょっと狭い考
え方ですね。それは企業におけるダイバーシティ・マネジメントの初の一歩
というかごく一部だと思います。
●澤谷部会長は男性会員をもっと増やしたい。ぜひ参加してほしいと言っ
ています。先日筆者もオブザーバーで参加しましたがなかなかおもしろい
ですよ。オフ会もまた楽しかったです。つい会員になってしまいました。(^_^)
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