メールマガジン

No.47 2011年7月19日発行

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   日本ナレッジ・マネジメント学会メールマガジン 
   第47号  2011/7/19
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 編集・発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局

□ 目 次
◆知の創造研究部会8月5日開催のご案内
◆第3回ナレッジマネジメント講演会の速報
◆『ナレッジ・マネジメント研究年報』第11号の投稿募集について
◆アート部会活動報告Vol.2「アートとメディア技術との関係性考察」

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◆知の創造研究部会8月5日開催のご案内
(知の創造研究部会長 植木英雄)

第16回研究会を下記の要領で行ないますので、ご参集願います。
今回は、最初に斎藤稔 会員から「KM国際イベント参加報告」を
して頂きます。世界におけるKM実践知の最先端情報やグローバル
企業の事例紹介などが期待されます。
次に、児玉啓 会員から、日立建機とフジタの事例を基に「VE活動
による知の創造」について報告して頂きます。
近年バリューエンジニアリングは製品価値、顧客満足、企業満足
の融合を目指した活動を深化させており、KMとの新結合による
知の創造について、参加者の皆さんと質疑・討論でイノベーション
の新しい気付きについて一緒に考えてみたいと思います。

日時: 8月5日(金)夜6時00?8時30分
会場: 大手町ビル533号室(東京経済大学葵友会オフィス)
   (地下鉄大手町駅ビル5階)
報告1.斎藤 稔氏 (KMコンサルタント)
     テーマ:「KM国際イベント参加報告」
(報告40分、質疑20分を予定)
報告2.児玉 啓氏(マネジメント・コンサルタント)
(報告50分、質疑・討論30分を予定)
司会: 植木英雄・研究部会長(東京経済大学教授) 
参加費:一般参加者歓迎・無料、会場・資料の準備のため参加
    を希望される方は部会長までご連絡願います。 
連絡先:研究部会長 植木 h-21ueki@tku.ac.jp
皆様のご参加をお待ちしております。

 

◆第3回ナレッジマネジメント講演会がおこなわれました(速報)
(日本ナレッジ・マネジメント学会理事 松本 優)

先にご案内の第3回ナレッジマネジメント講演会が7月13日(水)18:30-20:30
目黒駅近くの「CAFE y LIBROS」で行なわれました。

講師は澤谷みち子氏(元ANAで現オフィスさわや代表、当学会理事、
多様性研究部会部会長)
テーマは「顧客ナレッジからの企業変革 -お客様と共に企業の成長を目指す-

参加者は会員11名、非会員10名の計21名が参加しました。

澤谷講師が元ANAの女性幹部社員として推進したANAのすばらしいCSR事例や
ブランド価値向上のための活躍ぶりを力強く発表され、特に多くの女性参
加者(12名)は今問題の放射線ではなく元気の素をいっぱい振りかけて
もらった感じでした。質疑応答も活発、名刺交換の列、、記念写真をとる人
など、まさに「元気の出る講演会」にふさわしいものとなりました。

詳しい報告は次号でいたします。

 

◆『ナレッジ・マネジメント研究年報』第11号の投稿募集について
(『ナレッジ・マネジメント研究年報』 編集委員長 植木英雄)

『ナレッジ・マネジメント研究年報』第11号の投稿(論文および研究
ノート)を募集いたします。投稿規程と執筆要項(学会ホームページ
リンク先に掲載)に基づき、2011年10月31日までに投稿原稿とメデ
ィアを学会事務局 研究年報編集委員会宛てに送付してください。

なお、投稿原稿は最近年の年次大会、研究部会等の発表者以外も
投稿できます。会員の皆さんの奮っての投稿をお待ちしております。

「ナレッジ・マネジメント研究年報」投稿規定
http://www.kmsj.org/news/nenpou_kitei.pdf
「ナレッジ・マネジメント研究年報」執筆要項
http://www.kmsj.org/news/nenpou_youkou.pdf

送付先:日本ナレッジ・マネジメント学会事務局 
     研究年報編集委員会 宛
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町3-1-10田中ビル4階

 

◆アート部会活動報告Vol.2「アートとメディア技術との関係性考察」
(アート部会長 小野瀬由一)


1.はじめに

 KMSJアート部会では、日本の伝統芸道と伝統武道の歴史と知から
学ぶKM戦略の研究を行っている。今回は研究報告のその2として、
アートとメディア技術との関係性について研究報告を行う。

プラトンの芸術論や孔子の芸術論にみられるように、芸術は洋の東
西を問わず人間活動の最高位の営みとして位置づけらてきた。本稿
では、人間の芸術活動の歴史とメディア技術の歴史を対比させなが
ら、両者の関係性を考察することを目的とする。


2.芸術活動の歴史とメディア技術の歴史との対比

アートの発展の歴史は、洋の東西を問わず、政治、宗教、パトロネ
ージュ、情報技術・メディアの進化に大いなる影響を受けてきた。

西洋の空間アートは、劇場空間でのギリシャ悲劇“語りの芸術”が
BC500頃に始まった。一方で、プラトン、アリストテレスなど西洋
哲人は“記述の知”をBC450頃に開花させた。同時代、東洋では孔子
など諸子百家による“記述の知”が蓄積された。

そして、マケドニア(ギリシャ北部)のアレクサンドロス大王は世
界初の収集目録「ピナケス」(“知のDB”)をBC350頃に大成した。
しかし、ローマ帝国の宗教による芸術・知の収集と国家支配がBC300
頃に始まった。

その後、ローマ帝国による英雄伝と年代記“文字による国史伝承”
がAD100頃行われた。この頃、東洋(中国)で紙がAD105に発明され
た。

その後、西洋ではビザンチン(東ローマ帝国)建設のため民族大移
動“芸術交流”が起こり、 AD1400頃まで続く。同時代、東洋(中国)
では7世紀に木版印刷機が発明された。この頃、日本では天武天皇
らにより仏教が国教として採用され、仏教音楽「声明」が普及した。

AD700頃、日本では雅楽が宮廷音楽として採用・保存された。
AD900以降、西洋では荘園が強大化し芸術のパトロネージュとなった。
AD1200頃(平安時代末期)、日本では天皇勢力が弱体化し、武家に
よる音楽芸術が発展した。この頃、日本でも“知のDB”金沢文庫が
創設された。
AD1300以降(室町時代)、日本は中国、朝鮮との交易を始めた。
AD1400頃、イタリア荘園によるフィレンチェルネサンスが始まり1600年代
まで続いた。この頃、ドイツ・グーテンベルグが印刷機を1454年に
発明し、欧州では、文字・絵によるマスメディア出版の時代が到来
した。

AD1500頃、西洋による大航海時代が始まった。しかし、日本は1639
年から1864年(安土桃山時代から江戸時代)まで鎖国政策をとり、
鎖国により日本独自の文人画、写生画、浮世絵、能楽、民謡等のア
ートが発展した。
AD1765、英国のワットが蒸気機関車を発明し産業革命が始まった。
AD1800、イタリアのボルタが電池を発明し電気時代が幕開けした。
AD1869、米国のエジソンが蓄音機を発明し、1890年にレコード販売
が開始され、音楽のレコードによるマスメディア化が始まった。

AD1903、米国のライト兄弟が飛行機を発明し、飛行機による国際間
高速移動時代が到来した。

AD1920、米国でラジオ放送が開始され、音声・音楽の電波によるマ
スメディア化が始まった。
AD1925、米国でトーキー映画が開始され、物語・音楽の映像による
メスメディア化が始まった。
AD1935、ドイツで磁気テープ録音機が登場し、音声・音楽の録音テ
ープによるメスメディア化が始まった。
AD1939、米国でTV放送が開始され、TVによるアート映像の大消費時
代が到来した。
AD1946、米国で世界最初のコンピュータANIACが発明され、コンピュ
ータによるデジタル時代が到来した。
AD1956、米国でビデオレコーダが発明され、音声・音楽・映像のビ
デオテープによるマスメディア化が始まった。
AD1970、全世界でVTRが普及し、VTRによるアート映像の大消費時代
が到来した。
AD1974、米国で世界初コンピュータが発売され、コンピュータによ
るデジタルアートへの展開が始まった。
AD1985、米国で世界初PCが発売され、CGによるデジタルアートの展
開が始まった。
AD1991、米国でインターネットの商用化が始まり、インターネット
によるアートコンテンツの大量消費時代が到来した。
AD2003、全世界でインターネット有料音楽配信が始まり、インター
ネットによるアートコンテンツ流通時代が到来した。
 

3.アートとメディア技術との関係性考察

 以上のように、近年の目覚しい情報技術とメディアの発展により、
アート表現の多様化、アート相互・国際間など芸術間融合が進展す
る中で、今日の芸術活動は、自国と他国の文化・芸術の理解に立脚
し、個性豊かな発想力やオリジナリティ溢れる表現力によって、歴
史上かつてない“芸術の創造と再生”を育むことが期待される。

 ただし、戦争の歴史は、芸術作品の略奪や破壊の歴史でもある。
人間の芸術活動を後世に伝承するためには、戦争を無くすと同時に、
芸術家の芸術活動を支援する体制整備と環境整備が重要といえよう。

(文責:KMSJアート部会長 小野瀬由一)

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<編集後記>
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アドレスにお願いします。        (編集長 松本 優)

学会アドレス:kms@gc4.so-net.ne.jp
編集・発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局(森田隆夫)
問合先 日本ナレッジ・マネジメント学会事務局
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